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COPD治療配合剤!ビレーズトリとビベスピについて詳しく紹介!

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2019年9月、アストラゼネカより、新規COPD治療薬である「ビレーズトリエアロスフィア56吸入」および 「ビベスピエアロスフィア28吸入」が発売となりました。

本記事では、各薬剤の特徴や、吸入デバイス(エアロスフィア)の特徴、既存薬との違いなどを紹介します。

ビレーズトリエアロスフィア56吸入の特徴は?

ビレーズトリエアロスフィアは、3成分の配合剤です。

  • 吸入ステロイド薬(ICS)のブデソニド
  • 長時間作用性ムスカリン受容体拮抗薬(LAMA)のグリコピロニウム
  • 長時間作用性β2刺激薬(LABA)のホルモテロール

ICS+LAMA+LABAが1つのデバイスで吸入できる設計です。

COPD治療では、ICSやLABA、LAMAという薬剤が併用されるケースも多く、3剤が必要な患者さんにとっては、吸入のアドヒアランス向上に寄与できる薬剤であるといえます。

ビレーズトリエアロスフィアの用法用量

通常、成人には、1回2吸入(ブデソニドとして320µg、グリコピロニウムとして14.4µg、ホルモテロールフマル酸塩として9.6µg)を1日2回吸入投与する。

1回2吸入を1日2回

ビレーズトリエアロスフィアの薬価

4150.3円

ビベスピエアロスフィア28吸入の特徴は?

ビベスピエアロスフィアは、LAMA+LABAの合剤です。

  • 長時間作用性ムスカリン受容体拮抗薬(LAMA)のグリコピロニウム
  • 長時間作用性β2刺激薬(LABA)のホルモテロール

LAMA+LABAが1つのデバイスで吸入できる設計となっています。

ビベスピエアロスフィアの用法用量

通常、成人には、1回2吸入(グリコピロニウムとして14.4µg、ホルモテロールフマル酸塩として9.6µg)を1日2回吸入投与する。

1回2吸入を1日2回

エアロスフィアってどんな吸入デバイスなの?

画像:アストラゼネカHPより

ビレーズトリエアロスフィア・ビベスピエアロスフィアに採用されている、『エアロスフィア』という吸入デバイスは、加圧噴霧式定量吸入器(pMDI)です。

エアロスフィア・デリバリー・テクノロジーという次世代の薬剤送達技術を導入しているということで、吸気流速が低下した患者さんにも使用しやすいデバイスとなっています。

特に、ICS+LABA+LAMAという3剤併用が必要な、中等症から重症例のCDPD患者さんや、喘息が合併しているようなCOPD患者さんでは、吸気流速が著しく低下していることがあります。

エアロスフィアは、pMDIの特性上、十分な吸気流速が得られない患者さんでも使用することが可能です。

エアロスフィアはpMDIであり、吸気流速が低下した患者さんでも使用可能

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瀬古高行
医療と経済の架け橋である「医療経済学」を研究。テクノロジーとアイデアでヘルスケア関連の問題を解決すべく情報発信を行う。医療・介護サービスのDX化推進に向けたコンサルテーション事業に従事。株式会社femto代表取締役。
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