こんにちはHitouchの「T」です。
@hitouch_life
転移性閉経後乳がん(ホルモン受容体陽性)の一次治療として、アナストロゾールとフルベストラントの併用は生存期間を延長するのか?
こんな疑問を解決する臨床試験が報告されています。
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Contents
ホルモン陽性閉経後乳がん一次治療:フェソロデックス+アリミデックス
参考文献
Overall Survival with Fulvestrant plus Anastrozole in Metastatic Breast Cancer
試験概要
ホルモン受容体陽性の転移性乳癌を有する閉経後患者を、アナストロゾール(アリミデックス)投与群と、フルベストラント(フェソロデックス)+アナストロゾール投与群に無作為に割り付け。
ホルモン受容体陽性、閉経後乳がんの一次治療だよ。
試験結果
併用療法群では 349 例中 247 例(71%)が死亡し、全生存期間の中央値は 49.8 ヵ月であった。
アナストロゾール単独群では 345 例中 261 例(76%)が死亡し、全生存期間の中央値は 42.0 ヵ月であった。
全生存期間には有意差が認められた(P=0.03)。
タモキシフェン投与歴で層別化
タモキシフェン投与歴がない女性での全生存期間は、併用療法群のほうがアナストロゾール単独群よりも長かった。
タモキシフェン投与歴がある女性での全生存期間は 2 群で同程度であった。
結論
アナストロゾールへのフルベストラントの追加は、アナストロゾール単独と比較して生存期間を改善した。
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フルベストラント(フェソロデックス)について
フルベストラント(フェソロデックス)は、ホルモン受容体陽性乳がんの治療に用いられる薬剤です。
選択的エストロゲン受容体ダウンレギュレーターとよばれ、エストロゲン受容体の分解を促進することによって、エストロゲンがエストロゲン受容体へ結合することを阻害します。
効能効果
乳がん
効能効果に関連する使用上の注意
本剤の使用開始にあたっては、原則としてホルモン受容体の発現の有無を確認し、ホルモン受容体が陰性と判断された場合には本剤を使用しないこと。
用法用量
通常、成人には本剤2筒(フルベストラントとして500mg含有)を、初回、2週後、4週後、その後4週ごとに1回、左右の臀部に1筒ずつ筋肉内投与する。
なお、閉経前乳癌に対しては、LH-RHアゴニスト投与下でCDK4/6阻害剤と併用すること。
用法用量に関連する使用上の注意
1回の投与で本剤2筒を一側の臀部に投与しないこと。
また、硬結に至ることがあるので、注射部位を毎回変更するなど十分注意して投与すること。
左右のおしりに一本ずつ筋注するよ!
投与方法に注意しよう!
Sincerely,
Hitouch
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【この記事の執筆者/編集者】
Hitouch「T」
HitouchLIFEという雑記ブログの管理人
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