こんにちはHitouchの「T」です。
@hitouch_life
高尿酸血症や痛風の治療に用いられる、フェブリク(フェブキソスタット)。
フェブリクは様々な診療科から処方される、処方数が多い薬剤のひとつであるといえます。
そんなフェブリクの基本を改めて紹介します!
薬に関してのご質問はこちらまで!
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順番に回答させていただきます。
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Contents
【DI情報】フェブリク(フェブキソスタット)ってどんな薬?
まずはフェブリクの基本情報から確認します!
*)2019年4月現在
フェブリクの効能効果
- 痛風、高尿酸血症
- がん化学療法に伴う高尿酸血症
がん化学療法に伴う高尿酸血症(腫瘍崩壊症候群)にも適応があるよ!
フェブリクの用法用量
痛風、高尿酸血症
通常、成人にはフェブキソスタットとして1日10mgより開始し、1日1回経口投与する。
その後は血中尿酸値を確認しながら必要に応じて徐々に増量する。維持量は通常1日1回40mgで、患者の状態に応じて適宜増減するが、最大投与量は1日1回60mgとする。
用法用量に関連する注意事項
尿酸降下薬による治療初期には、血中尿酸値の急激な低下により痛風関節炎(痛風発作)が誘発されることがあるので、本剤の投与は10mg1日1回から開始し、投与開始から2週間以降に20mg1日1回、投与開始から6週間以降に40mg1日1回投与とするなど、徐々に増量すること。
がん化学療法に使う場合は、いきなり高用量が投与されることがあるよ!
フェブリクの禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- メルカプトプリン水和物又はアザチオプリンを投与中の患者
フェブリクは中等度腎機能低下症例にも通常用量で使用可能
画像:TEIJIN公式サイトより
フェブリクは糞中・尿中にほぼ均等な割合で排泄されるため、軽度から中等度の腎機能低下例においても、通常用量で投与が可能です。
TEIJIN公式サイト
腎機能障害患者にも使いやすいというのは、ザイロリックとの使い分けを考える上で重要なポイントになります。
【参考】
- 腎機能正常:90≦eGFR
- 軽度低下:60≦eGFR<90
- 中等度低下:30≦eGFR<60
- 重度低下:eGFR<30
フェブリクの妊婦・授乳婦への投与
妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること
授乳婦
授乳中の婦人には、本剤投与中は授乳を避けさせること。
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フェブリク(フェブキソスタット)の薬理作用と作用機序
フェブリクの作用機序を紹介します!
【XO阻害薬】フェブリクはキサンチオキシダーゼ阻害薬
痛風や腎臓障害の原因となる高尿酸血症では、血液中の尿酸の濃度が高い状態にあります。
なんとかして血中の尿酸値を下げたい!!
尿酸はプリン体が肝臓で代謝されることにより生成されます。
プリン体が尿酸へ代謝するには、キサンチンオキシダーゼ(XO)という酵素が必要です。
つまり、XOを阻害すると、尿酸の生成が抑えられます。
フェブリクは、XOを阻害することで尿酸の生合成を抑制する薬剤です。
尿酸の生成を抑えることで、高尿酸血症は改善し、痛風発作を予防できるようになります。
フェブリクは尿酸の『合成』を阻害する薬剤です。
すでに作られた尿酸を代謝する薬ではないよ!
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フェブリク(フェブキソスタット)の副作用
フェブリクの代表的な副作用を紹介します。
消化器症状
- 吐き気
- 胃のムカムカ
- 下痢などの症状
その他の副作用
- 関節痛
- 四肢痛
- 倦怠感
- 肝機能検査値異常
- など
以上!
フェブリクの基本をご紹介しました!!
*)参考資料
- 添付文書
Sincerely,
Hitouch
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参考書籍
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【この記事の執筆者/編集者】
Hitouch「T」
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