こんにちは!
フリーランス薬剤師のはいたっちです!!
@hitouch_life
専門薬剤師と聞くとどんなイメージをもちますか?
薬剤師の中でも仕事のできる人?
知識や経験が豊富な人?
わがままな人?
意識高い系?
いろいろなイメージがあると思いますが…少なくとも資格を取るために必要な努力ができるということは間違いありません。
僕はがん専門薬剤師と抗菌化学療法認定薬剤師という資格を取得しています。
専門資格を取るメリットやデメリット、資格をとったことで変わったことなどを紹介したいと思います。
専門資格取得を目指す薬剤師
専門資格に意味を感じない薬剤師
Contents
専門薬剤師資格になんの意味があるのか?
専門薬剤師資格ってどんな意味があるの?
このふとした疑問こそが、僕が専門資格をとろうと思ったきっかけです。
結論:特に意味なんかない
実際に専門薬剤師になってみて感じた持論ですが、専門薬剤師をとったからといって特別になにも変わりません。
『がん患者指導管理料3』が算定できるとか、自分に自信がついて医師と対等に話せるとか、無理やりメリットを探せばそれなりに意味が見つかるのでしょうが、人生が劇的に変わるようなものではありません。
専門薬剤師でなくても説得力は磨ける
従来の僕は先輩たちの姿をみて、専門薬剤師だから説得力があるのだと思っていましたが、それは大きな間違いでした。
専門薬剤師でも説得力がない人もいるし、専門薬剤師でなくても説得力がある人もいます。
つまり、資格なんか無くても自分に自身がある人の言葉は強いということです。
専門資格にしがみついている人は弱い
逆に専門資格にしがみつき、『自分は専門なんだ』『自分は指導薬剤師だ』と、わけのわからないプライドを持っている人こそ弱いと思います。
学会や勉強会みたいな場所に行くと、そういった『頭でっかち』な人を多く目にすることがありますが、彼らは幸せそうではありません。
*)僕が感じていることです
『クリティカルシンキング』というようなカッコいい横文字を盾に、人のあら捜しをしたり、研究の間違いを指摘したり…
そして専門薬剤師だけでコミュニティーを作り、病院の規模や博士号の有無などを理由に、また序列が出来上がります。
〇〇先生の知り合いだ
〇〇先生派閥だ
なんていう権力争いに参加したければ、専門薬剤師資格が役に立ちますね。
*)皮肉です
専門薬剤師になる過程に意味がある
専門薬剤師を取得する過程には意味があります。
資格試験は結構難しいので、それなりに勉強する必要があります。
症例提示を必要とする資格も多いので、専門分野の症例をたくさん経験することになります。
学会や勉強会へ参加する必要もあり、その過程で沢山の人々と出会います。
中には“薬剤師にしておくにはもったいない”と思うような、器が大きく人間的に尊敬できる人にも出会うでしょう。
これらひとつひとつの経験には、お金には代えがたい、尊い価値があります。
今の僕がフリーランスとして仕事ができているのも、専門薬剤師を取得する際に培った様々な経験のおかげだと思っています。
一方で『〇〇専門薬剤師』という肩書には、“よくできましたシール”と同じくらいの価値しか無いと僕は考えています。
専門薬剤師を目指す薬剤師さんへ
専門薬剤師に過度に憧れるのはやめたほうがいいと思います。
病院実習に来ている薬学生さんや、新人の薬剤師さんの中に、『〇〇専門になりたいです』という目標を掲げている人がいますが、真に憧れるべきは資格ではなく人です。
〇〇専門薬剤師を目指すことで、こういう薬剤師、こういう人になりたい
そんな目標を掲げてみてはいかがでしょうか?
専門薬剤師の皆様へ
専門薬剤師という資格は印籠ではありません。
病院や薬剤師会という枠を一歩出てしまえば、名刺に書くことすら躊躇するような資格です。
世界的には〇〇専門薬剤師よりも、『ときめき片付け〇〇』みたいな資格のほうが注目されているのです。
それを思い出しましょう。
資格取得を通して、患者さんに貢献したい、病院の役に立ちたい、そういう気持ちで資格を取得したはずです。
専門資格を印籠のように振りかざすのはやめましょう。
あまりクールではありません。
専門薬剤師を目指す薬剤師におすすめ
このブログでは様々な医薬品のエビデンスを紹介しています。
医薬ニュースや学術論文も取り上げています。
専門薬剤師を目指す過程で必須となる、知識の習得に活用していただければ幸いです。
専門薬剤師だけが薬剤師ではない
専門薬剤師を目指すだけが薬剤師の道ではありません。
僕はフリーランス薬剤師という働き方を実践しています。
気になる方はこちらの記事を御覧ください。
Sincerely,
Hitouch