こんにちはHitouchの「T」です。
@hitouch_life
ロコアテープって普通の湿布じゃないよ!!
経皮吸収型消炎鎮痛剤であるロコアテープ(エスフルルビプロフェン)は、見た目は普通の湿布です。
変形性関節症における鎮痛・消炎という効能効果が承認されており、湿布と同じように患部に貼付して使用します。
しかし!!
ロコアテープは血漿中へ高濃度に移行し、全身へ作用する薬剤です。
普通の湿布と同じように使用すると、副作用が発現する恐れがあります。
処方医はもちろん知ってるよ。
だけど、他科に受診した場合や、入院中の異常時指示など、予期せずに併用されてしまうケースは少なからず存在します。
湿布だしいいだろうという患者の思い込みにも注意が必要だよ。
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ロコアテープって他のNSAIDs(消炎鎮痛剤)と併用していいの?
本剤 2 枚貼付時の全身曝露量がフルルビプロフェン経口剤の通常用量投与時と同程度に達することから、1 日貼付枚数は 2 枚を超えないこと。
本剤投与時は他の全身作用を期待する消炎鎮痛剤との併用は可能な限り避けることとし、やむを得ず併用する場合には、必要最小限の使用にとどめ、患者の状態に十分注意すること。
添付文書より
ロコアテープの添付文書にもはっきりと明記されているように、他のNSAIDsとの併用は避けたほうが無難です。
抜歯後数日間の頓服使用や、痛みの増悪時に一時的な頓用など、短期間の内服(坐剤)NSAIDsの併用ならともかく、定期的なNSAIDsの内服が処方されている場合には要注意です。
NSAIDs過量投与による有害事象が発現する可能性があります。
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全身作用のあるロコアテープは頭痛にも効くのか!?
ロコアテープは湿布のように患部に貼付する薬剤ですが、その薬物動態は特殊で、血漿中に高濃度に移行し、全身曝露量が多い薬剤です。
ということは、患部以外にも効果があるのでしょうか?
全身に作用するのに、なぜ“患部”に貼付しなければいけないのでしょうか?
【回答】臨床試験をしていないから分からない
ロコアテープは、有効成分であるエスフルルビプロフェンが貼付部位の滑膜及び関節液へ高濃度に移行するように作られています。
実際の臨床試験でも、患部に貼付した結果、変形性関節炎に有効であったことが証明されています。
そのため、患部以外の場所に貼付した場合の患部の痛みに効果があるのか、全く別の部位の痛み(頭痛や歯の痛みなど)に効果があるのかということは分かりません。
仮に頭痛に効いたとしても
だったら内服で良くない?
ってなるよね。
Sincerely,
Hitouch
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【この記事の執筆者/編集者】
Hitouch「T」
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