医薬品解説

【薬剤師に質問】この薬はいつまで飲み続ける?にどう答えますか?

こんにちはHitouchの「T」です。
@hitouch_life

 

このお薬はいつまで飲み続けるのですか?

 

臨床薬剤師をしていると、いつか必ずこの質問に出会います。

ジスロマックハーボニー、特定の抗がん剤のように、投与期間や投与回数が決められている薬剤は、明確な答えを出すことができますよね。

しかし、高血圧や糖尿病などの生活習慣病や、ある種の慢性疼痛など、『治らない』病気の薬の場合は、はっきりとした回答をすることができません。

 

そんな時どのように答えるのか?

 

いくつかのパターンをかんがえてみたいと思います。

 

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この薬は飲み続ける必要があります

高血圧や糖尿病、アスピリンなどの薬剤は、基本的には飲み続ける必要があります。

生活習慣病を始めとする病気は、『治す』のではなく、『付き合っていく』という姿勢が必要です。

アダラートを舌下投与して、血圧を一時的に下げることにどれほどの意味があるのか問われているように、重要なのは、短期的な血圧の変動ではなく、長期的に血圧を安定させることです。

だからといって、なんの説明もなしに『この薬は飲み続ける必要があります』と伝えれば、患者さんはショックを受けることでしょう。

なぜ飲み続けるのか?

そもそもなんのために薬物治療をしているのか?

ということに焦点をあてた服薬指導が必要なのかもしれません。

早く薬が減るといいですね

いつまで内服し続けるのか?という問いに対して、あいまいな回答をするというテクニックです。

患者さんによっては、『いつまで』という具体的な指標が欲しいのではなく、『内服しても改善していない』というストレスによって、『これいつまで飲むの?』と聞いている可能性があります。

そんな時に理屈っぽい話をしても、患者さんは聞く耳を持たないどころか、怒りを感じることもありますので、あえて曖昧な回答をするというのも重要なテクニックです。

但し、しっかりと事実を伝えることも重要ですので、患者さんを診る力が必要です。

〇〇さんはまだまだ薬が少ないですよ

『いつまで飲むのか?』に対する答えにはなっていませんが、『〇〇さんは同年代の方に比べると薬の量が少ないですよ』のように回答すると、自分は健康なんだと感じてもらうことができます。

そうすることで、薬を飲み続けるモチベーションもあがる可能性もありますし、なにより患者さんを『いい気分』にすることができます。

もちろん、具体的な患者名を出したり、誰が何錠のんでいるなんていう話は絶対にしてはいけませんが、『薬を飲み続けているとしてもあなたは健康ですよ』と伝えてあげることが、患者さんのコンプライアンス向上に寄与することもあるでしょう。

いつまで飲み続けるのか?という質問の意図を探る

患者さんがどんな意図で『この薬はいつまで飲むのですか?』と聞いているのかを感じる力が重要です。

言葉通り『いつまで』という期間を聞いているのか…

『いつまでこの治療は続くのだろう』という治療モチベーション低下を表現した言葉なのか…

そんなことを感じ取れるようになると、このタイプの答えのない質問にも対応できるようになるでしょう。

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【この記事の執筆者】

Hitouch「T」
HitouchLIFEという雑記ブログの管理人
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ABOUT ME
瀬古高行
医療と経済の架け橋である「医療経済学」を研究。テクノロジーとアイデアでヘルスケア関連の問題を解決すべく情報発信を行う。医療・介護サービスのDX化推進に向けたコンサルテーション事業に従事。株式会社femto代表取締役。
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