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【エーザイに朗報】レンビマとキイトルーダの併用が凄いらしい!?

アリセプトを失ったエーザイの起死回生の製品がレンビマです。

 

レンビマは、肝がんに対して非常に良い効果を示しています。

 

そんなレンビマが、免疫チェックポイント阻害薬であるキイトルーダと併用で、なかなかの結果を報告しています。

 

エーザイにとっては、レンビマの今後が自社の未来を左右するほどのインパクトがあります。

 

どんな試験かを確認しておきます。

 

111試験/KEYNOTE-146試験(レンビマ+キイトルーダ)

多施設共同、非盲検、単群、バスケット型の臨床第Ⅰb/Ⅱ相試験

対象がん種

  • 転移性非小細胞肺がん
  • 転移性メラノーマ
  • 転移性尿路上皮がん
  • 転移性子宮内膜がん
  • 転移性頭頸部がん
  • 転移性腎細胞がん

第33回がん免疫学会(Society of immunotherapy of Cancer:SITC)年次総会において、非小細胞肺がん・メラノーマ・尿路上皮がんについて解析結果が発表されています。

非小細胞肺がん(レンビマ+キイトルーダ)

前治療歴が無いあるいは2レジメン以下の化学療法歴を有する患者様21人

  • ORR33.3%(95%CI=14.6-57.0)
  • PFS(中央値):5.9カ月(95%CI=2.3-13.8)

PD-L1の発現状態に関わらず有望な臨床効果および安全性が確認された。

メラノーマ(レンビマ+キイトルーダ)

前治療歴が無いあるいは2レジメン以下の化学療法歴を有する患者様21人

  • ORR47.6%(95%CI=25.7-70.2)
  • PFS(中央値):5.5カ月(95%CI=2.6-15.8)

有望な臨床効果および安全性が確認された。

尿路上皮癌(レンビマ+キイトルーダ)

前治療歴が無いあるいは2レジメン以下の化学療法歴を有する患者様20人

  • ORR25%(95%CI=9-49)
  • PFS(中央値):5.4カ月(95%CI=1.3-推定不能)

PD-L1の発現状態に関わらず有望な臨床効果および安全性が確認された。

 

はいたっち

治療選択肢が少ない、メラノーマや尿路上皮癌で、新たな治療戦略が登場すれば、医師も患者も助かりますね。

 

Sincerely

Hitouch

 

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【この記事の執筆者】
Hitouch「T」
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瀬古高行
医療と経済の架け橋である「医療経済学」を研究。テクノロジーとアイデアでヘルスケア関連の問題を解決すべく情報発信を行う。医療・介護サービスのDX化推進に向けたコンサルテーション事業に従事。株式会社femto代表取締役。
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