本記事は派遣薬剤師のKさんからご寄稿いただきました
参考記事
【年収1000万オーバー!!】現役派遣薬剤師に聞いた!派遣薬剤師という働き方
薬局は残薬の供養を行なう場所ではない!!
今日の朝の情報番組で、『神社はゴミ処理場じゃない!!』というような特集がなされていました。
お守りなどの供養を行なうための『どんど焼き』に、いろいろな『ゴミ』が持ち込まれるのだそうです。
どうしようもなくなった人形や本から、『へその緒』まで・・・
神社の神主さんは困り果てていました。
確かに、人形とかってどうしていいか分からないですよね。
だったらどんど焼きで焼いてもらうか!!
的なことなのでしょう。
気持ちは分からないこともない。
しかし!!そこにはモラルが必要なはずです。
どう処分したらいいか分からない、というものの1つに『残薬』があります。
毎回薬をもらい続ければ、おのずと家に残薬が溜まります。
1日3回忘れず飲み続けるのは至難の業です。
気がつくと家が薬屋状態になります。
そもそも、なぜこんなに残薬がたまるのでしょうか?
医師が怖くて、診察中に薬が余っているって言い出せない??
それは言い訳です。
仮に負担金が10割だったら、きっと誰もがしっかり管理すると思いますよ。
さて・・・
この残薬が行き着く場所はどこでしょうか??
さすがに『どんど焼き』で供養するわけにはいきません。
となると持ち込む先は??
薬局ですよね!
「余った薬を持ってきたから返金しろ!!」というヒトはほとんどいませんが、「もったいないから他の人に使ってもいいよ」なんて言って、よかれ(?)と思って持ってきてくださる方がけっこういます。
ありがとうございます・・・とは言うものの・・・
ちょっとまって下さい!!
あなたが持ってきてくれた“それ”は薬ですよ。
どんな管理をしているかも分からない薬を他の方に渡せますか?
あなただったら、あなたの家族だったら嫌ですよね?
処方された薬は、その患者さんのためだけのものです。
その患者さん以外のヒトにとっては、下手をすれば毒です。
とすれば・・・薬局に持ち込まれた薬はどうなるのでしょうか?
ゴミとして処分するしかありません。
おじいさんが亡くなって、掃除をしていたら大量に出てきて・・・
亡くなった祖母が使っていた薬がこんなに余っていて・・・
なんて言いながら、残薬を持ってきてくれる方は多いのですが・・・
薬局ではどんど焼きをやってませんよ!!
残薬の供養はしていませんよ!!
残薬が生じてしまう理由を検討したり、コンプライアンスを上げるために知恵を絞ったりするのは薬剤師の仕事です。
しかし、残薬の供養となるとちょっと違うんじゃないかな・・・
なんて思うわけです。
たしかに残薬ってどうしたらいいか分からないですよね。
それが亡くなったおじいさんのインスリンや吸入器、ラコールとかだったりすると、どうしていいか分からないのかもしれません。
その昔、おばあさんが大切にしていたであろう日本人形と一緒ですよね。
薬局に持ち込みたくなる気持ちはわかります。
でもね・・・
薬局はゴミ捨て場じゃないんですよ・・・
薬局ではどんど焼きはやってないんですよ。
神主さんが嘆いているのを見て、他人事とは思えずに投稿してみました。
今後ともよろしくお願いいします。
K
参考記事
【年収1000万オーバー!!】現役派遣薬剤師に聞いた!派遣薬剤師という働き方
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【この記事の執筆者】
Kさん(派遣薬剤師)
年収1000万円を稼ぐ派遣薬剤師
趣味に生きる人生を歩んでいる
【この記事の編集者】
Hitouch「T」
HitouchLIFEという雑記ブログの管理人
医療・投資・自己啓発系のライティングを得意とする医療ライター
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