介護職

【笑い必須】高齢者の脳トレレクリエーションおすすめ8選!コツも紹介

「あなたの考えるレクは笑えない」と利用者さんや職場の人にいわれて、悩んでいませんか?

もしくは「せっかくレクをするのだから利用者さんに笑ってもらいたい」と思って、本記事に辿り着いたのではないでしょうか。

そこで今回は、笑い必須の高齢者の脳トレレクリエーションを8つ紹介します。

利用者さんに笑ってもらうためのコツもあわせて紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

笑いが起こること間違いなし!高齢者におすすめ脳トレ8選

笑いが起こること間違いなしの、高齢者におすすめの脳トレレクリエーションを8つ紹介します。

今回紹介する脳トレレクリエーションは、以下の通りです。

  1. 昭和クイズ
  2. シルバー川柳
  3. ダジャレ作りゲーム
  4. 早口言葉
  5. 健康カラオケ体操
  6. イントロクイズ
  7. 10回クイズ
  8. 昔の言葉の意味あてクイズ

それぞれの脳トレ効果や遊び方を詳しく解説していきます。

昭和クイズ

昭和クイズは、昭和に流行ったファッションや出来事、食文化などをテーマに問題を出す脳トレクイズです。

幼いころや若かりしころを思い出し、利用者さんと笑いながらコミュニケーションも活発になること間違いなしでしょう。

また、昔のことを思い出しながら談笑したり昔のものに触れたりするのは、脳によい刺激を与えるため認知症の予防になることがわかっています。

実際に、昔を思い出すことを利用して高齢者に自信を持たせたり、共感してもらって安心を得たりする「回想法」という理学療法にもなっているほどです。

シルバー川柳

悲観的に思う容姿や体の不調などをユーモラスに川柳にするのがシルバー川柳です。

高齢者は、老いに関するあるあるネタに受ける傾向にあります。
つまり、共感による笑いが起きやすいということです。

できないことが増えたり、シワができたり、もの忘れが出てきたりなど、老いが進むことでさまざまな体の変化が出てきます。

若い方にとってはコンプレックスとなりやすいことが、高齢者はみんな同じようなことを抱えているため、共感し合い笑いが出やすくなるのです。

レクリエーション方法として、シルバー川柳を考えてもらうこともできますし、有名な川柳を一部空白にしてあててもらうクイズ形式にしても楽しめます。

どちらの方法も、思考力の向上や維持に役立つ脳トレになるのでおすすめです。

ダジャレ作りゲーム

ダジャレ作りゲームは、介護士が指定した単語を使ってダジャレを作ってもらうゲームです。

利用者さんが作ったダジャレを発表することで笑いが起こり、和やかな雰囲気でレクリエーションを楽しんでもらえます。

ダジャレ作りは、高度な思考力が必要なため、脳トレとして非常に優秀です。

加えて、笑うことでも脳が刺激され、認知症予防やストレス発散などにも役立ちます。

利用者さんだけでなく介護士もダジャレ作りに参加することで、より盛り上がりを見せるかもしれません。

早口言葉

早口言葉は、口腔器官の機能低下防止や向上、嚥下機能の低下予防などに役立つレクリエーションですが、実は脳トレにもなります。

早口言葉は、自分が話す言葉で聴覚に刺激を与え、さらにその刺激が脳に伝わるため、立派な脳トレです。

早口言葉といっても、まずはゆっくりのテンポではじめていき、少しずつ上げていくような感じで進めるとよいです。

もしできそうなら、ドリフターズの早口言葉のように、リズムに乗って順番に言ってもらうと、ゲーム性が高まって笑いが起きやすくなるのでおすすめです。

健康カラオケ体操

健康カラオケ体操は、昔の歌謡曲を歌いながら体を動かしてもらう脳トレ体操です。

懐かしい歌謡曲に、利用者さんも思わず笑みがこぼれることでしょう。

もしかすると、ほっこりしながら昔話に花を咲かせることもあるかもしれません。

一見、普通の談笑や笑いにみえることでも、脳は刺激を受けて活性化しています。

レクレーションを行う際の体操は、利用者さんができそうな「足踏み」「腕の上げ下げ」「手拍子」「両手を振る」などの簡単な動作で問題ありません。

簡単な動きであっても、歌いながら行うことでほどよい刺激を脳に与えられ、認知症予防や筋力維持に役立ちます。

イントロクイズ

イントロクイズは、昔から人気のあるゲームですが、笑いや笑顔も生まれる脳トレクイズです。

思い出す力が必要なゲームなので、記憶想起力を鍛えられて認知症予防に役立ちます。
また、イントロクイズはアハ体験もできるため、笑いが起こりやすいです。

曲選びをする際、現代のポップス系やロック系などは高齢者へのクイズには向いていないので、青い山脈やブランデー、川の流れのようになどの昭和歌謡曲や演歌をお題にしましょう。

10回クイズ

10回クイズは、ある単語を10回連続で言ってもらったあと、お題の単語に似た言葉が答えとなるクイズを出して騙されずに答えられるかといったレクリエーションです。

先入観を持たずに判断して答える必要があるため、判断力が鍛えられます。

10回クイズは、実は高齢者との相性が非常によく、ある番組の企画に参加した高齢者が笑い盛り上がったこともあるので、やってみて損はないでしょう。

複数人で行うこともできれば、1対1でも行えるクイズですので、施設や訪問介護のレクリエーションなど場面に応じて対応できます。

昔の言葉の意味あてクイズ

今では言葉の意味が異なる言葉や使われなくなった昔の言葉をお題にし、意味を答えてもらうクイズです。

昔の言葉の意味あてクイズは、意味を思い出して答える必要があるため、記憶想起力の維持や向上に役立ち、認知症予防の脳トレになります。

「チョベリバ」のように、今では死語となって使われない昔の言葉を聞くと、懐かしくて思わず笑ってしまうという方もいると思いますが、その現象が昔の言葉あてゲームにも起こります。

ぜひ懐かしさを感じてもらいながら、利用者さんにも笑ってもらいましょう!

高齢者に笑ってもらうためのコツ

レクリエーションで笑いを誘うこともできますが、高齢者に笑ってもらうためのコツもあります。

今回お伝えするコツは全部で3つです。

ぜひ実践してみて下さい。

  1. 笑顔で明るく元気に話す
  2. レクの前に笑う体操などで下準備をしておく
  3. 高齢者のあるあるネタを進行中に盛り込む

笑顔で明るく元気に話す

介護士が硬い表情や暗い声で話をしても、利用者さんが笑えるはずがありません。

笑顔は、あくびのように人に伝染します。

相手が笑っていると、おかしくもないのにつられて笑ってしまった経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

つられ笑いだったとしても、笑っていれば脳が楽しいと感じ、徐々に心から楽しくなるということが、心理学者の研究でもわかっています。

レクリエーションを思いっきり楽しんでもらうためにも、利用者さんが笑える雰囲気を作っておくことが大切です。

レクの前に笑う体操などで下準備をしておく

レクリエーションの前に「笑う体操」などを行う理由は、先ほどの「笑顔で明るく元気に話す」と同じメカニズムです。

介護士の話す雰囲気や笑顔だけでは、笑うための土台が足りない場合もあります。

より笑顔になりやすくするために、笑いヨガなどの笑う体操を盛り込んでみましょう。

笑いヨガとは、実際に笑う必要はなく「ははは」と声を出してもらいながら、軽く体を動かす体操です。

方法もあわせて紹介しておきます。

  1. 「ほっほ」といいながら2回手拍子
  2. 「はっはっは」といいながら3回手拍子
  3. 深呼吸し、両手をえにあげ3秒以上息を止め「ははは」といいながら息を吐き出す
  4. 「いいぞ」などのテンションを上げるような掛け声をともに左右に体を揺らしながら手拍子
  5. 「いえーい」という掛け声とともに伸びをするように両手を上げる
  6. 動き回るあるいは座ったままでさまざまな笑い方をして終了

高齢者のあるあるネタを進行中に盛り込む

高齢者の笑いのツボは、高齢者あるあるネタです。

レクリエーションを開始する前や進行中などに、あるあるネタを所どころに盛り込み笑いを誘いましょう。

高齢者のあるあるネタは、シルバー川柳や綾小路きみまろさんのネタからヒントを得るのがおすすめです。

笑いを誘うレクだけでなく笑いを誘うための工夫も必要!

今回紹介した、笑うこと間違いなしの高齢者におすすめ脳トレレクリエーションを以下にまとめます。

  1. 昭和クイズ
  2. シルバー川柳
  3. ダジャレ作りゲーム
  4. 早口言葉
  5. 健康カラオケ体操
  6. イントロクイズ
  7. 10回クイズ
  8. 昔の言葉の意味あてクイズ

より利用者さんに笑ってもらうためには、テクニックも必要です。

笑いを誘いやすくするための下準備を整えておくことで笑うスイッチが脳に入り、楽しく感じて笑いやすくなります。

笑顔で明るく元気に話すようにしたり、笑う体操などをレクリエーション前に盛り込んだり、高齢者のあるあるネタを所どころに盛り込んだりして、笑いやすい環境を作りましょう。

ABOUT ME
瀬古高行
医療と経済の架け橋である「医療経済学」を研究。テクノロジーとアイデアでヘルスケア関連の問題を解決すべく情報発信を行う。医療・介護サービスのDX化推進に向けたコンサルテーション事業に従事。株式会社femto代表取締役。
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