こんにちは。
きのこです
そんなに薬って飲みたいものなの?
薬が減量になるという事は、『喜ばしいこと』だと思っていました。
薬が減る(減薬する)理由としては、副作用が出現して減量せざるを得ない場合や、病状が悪化して手の施しようが無くなった場合を除けば、『症状改善による減薬』が大半かと思います。
もちろん、全く効かなかったから中止するという場合もあります。
しかし、薬が減るということは、基本的に『良かったね』でいいんじゃないでしょうか。
・・・って私は思ってました。
ある日、ある患者さんの『ガスモチン』が中止になりました。
「なんとなくですけど・・・。なんで薬減らされたんだろう?」
「よくなっているし薬を減らそうと言われました。」
「そうなんですけど、薬が減るとなんだか不安で・・・できれば減らさないでほしいんだけど」
「薬を飲んでないとどうも調子が悪い気がして・・・」
この患者さんは、10種類以上の薬を内服しています。
それでも『ガスモチンを減らさないでくれ』って言っています。
こういう患者さんっていませんか?
やっと1剤減薬できたにもかかわらず、薬が減ることを拒む患者さんは結構いる気がします。
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一度使った薬はやめられない!?
“キレ”の良い薬というのは、効果判定がしやすいと思います。
胃の不快感に対して『タケキャブ』を使用すると、劇的に症状が改善します。
一方で、『ムコスタ』や『ガスモチン』や『セルベックス』などなど・・・効いてるのか効いてないのか分からないような薬(関係者の方すみません)の場合、“やめ時”が分かりません。
NSAIDsなどの補助薬としてムコスタを使っている場合は別として、明らかな病変もなく、「なんだか胃がムカムカする」なんていうおじいさんやおばあさんにムコスタを使った場合、いつやめればいいかという判断は難しいと思います。
そんなこんなで、あれよあれよという間に、薬の量は増えていきます。
薬がやめられない理由は、医療関係者側だけにあるのではなく、患者側にもあるのかな・・・
なんでそんなに薬が飲みたいんだろう。
薬屋の私がこんな事を言うのはおかしいかもしれませんが、みんな薬飲み過ぎじゃない??
歳とともに増えるのはシワだけにしてくれ。
そんな事を思った1日でした。
おしまい。
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【この記事の執筆者】
きのこさん/調剤薬局薬剤師
総合病院勤務後調剤薬局に転職したオタク女子
【この記事の編集者】
Hitouch「T」
HitouchLIFEという雑記ブログの管理人
医療・投資・自己啓発系のライティングを得意とする医療ライター
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