こんにちはHitouchです。
@hitouch_life
がんを根治させる単純かつ効果的な方法は『取り除く』ことです。
手術をして、がん細胞を根こそぎ取り除くことで、根治を望むことができます。
しかし多くのがんでは、診断された時点で『取り除けない状態』です。
がんが見つかった時には、手術によってある程度腫瘍の大きさを小さくできたとしても、完全に取り除くことは難しい状態になっている事がほとんどです。
つまり、いかに早くがんを見つけるか?ということが、がん治療のポイントの1つです。
有名人が内視鏡で胃がんを取り除いた、というニュースが話題になったりします。
早期にがんを発見できたからこそ、内視鏡治療によって根治が可能で、今でも現役で活躍することが出来るのです。
早期にがんを発見するというのは、とても重要です。
血液検査で卵巣がんを早期発見!?
参考
New blood test can detect ovarian cancer in its early stages
卵巣がんも早期に発見することができれば根治を目指すことができます。
しかし、アメリカのがん学会によると、卵巣がんの20%程度しか早期発見をできていないということです。
早く発見する、早く診断するということが、卵巣がん治療においても重要な課題です。
腫瘍マーカーと超音波(エコー)はもう古い?
血液検査による『腫瘍マーカー』の測定と、超音波(エコー)を組み合わせて、がんの検査をしています。
しかし、これらの検査にはいくつか問題点があります。
超音波検査(エコー)は、腫瘍を視覚的に捉える事ができますが、『大きく成長したがん』でなければ、見つける事は難しいです。
腫瘍マーカーに関しては、がん以外の要因によっても上昇することがあり、腫瘍マーカーだけで早期に鑑別するのは難しいのが現状です。
簡便で正確な検査方法が期待されています。
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大腸菌の毒素でがんを早期診断!
ある大腸菌の毒素を利用することで、人のがん細胞を追跡することが可能ということが発見されました。
この毒素は、がん細胞に現れる特殊なたんぱく質を認識できるとの事です。
毒素を無毒化して臨床応用することができれば、早期にがんを診断することが可能になるかもしれません。
実際にこの検査方法を使った試験では、卵巣がんステージⅠの90%の人を同定することが可能でした。
この検査は、結果の正確さだけではなく、血液検査という簡便な方法である事も大きなメリットです。
どれだけ検出感度が高くても、PET-CTのような大規模な検査を気軽に実施するのは難しいです。
この検査は、血液検査という簡便さと、検出感度の高さから、非常に期待できる検査方法であるといえます。
臨床応用できるように、研究開発が進んでほしいものです。
がんを『早期に!簡便に!』検査する方法が見つかれば、がんは脅威ではなくなるかもしれません。
Sincerely,
Hitouch
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【この記事の執筆者】
Hitouch「T」
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