免疫チェックポイント阻害薬の特徴的な副作用であるirAE。
irAEをいかにマネージメントするかが、免疫チェックポイント阻害薬を使いこなすための重要なポイントです。
ということで、免疫チェックポイント阻害薬投与時にチェックすべき検査項目を紹介します。
臨床薬剤師におすすめ!
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irAEのマネージメントに必要な検査項目まとめ
参考資料≫がん専門・認定薬剤師のための がん必須ポイント 第4版
- オプジーボ
- ヤーボイ
- キイトルーダ
- テセントリク
- バベンチオ
- イミフィンジ
様々な免疫チェックポイント阻害薬が登場しています。
免疫チェックポイント阻害薬を『使いこなす』には、irAEのマネージメントが必須です。
irAEのマネージメントに必要な検査項目をご紹介します。
詳しくは各製品の適正使用ガイドをご参照ください
間質性肺炎
- 胸部X線
- KL-6
甲状腺機能
- TSH
- FT3
- FT4
糖代謝
- HbA1c
- GLU
- 尿中ケトン体
副腎機能(クッシング症候群)
- ACTH
- コルチゾール
大腸炎・重度の下痢症状
- 腹部CT
- 大腸内視鏡検査
重症筋無力症
- CK
血液学的検査・生化学検査・尿検査
免疫チェックポイント阻害剤を使用する際には、通常の化学療法で行う検査(血液・生化学検査など)以外にも、KL6やTSHなど、irAEをマネージメントするための検査が推奨されます。
参考書籍:がん必須ポイント
がん専門・認定薬剤師を目指す方や、がん化学療法認定看護師を目指す方におすすめの書籍が、『がん専門・認定薬剤師のための がん必須ポイント 第4版』です。
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