たかがにきび…されどにきび…
ニキビ(尋常性ざ瘡)という病気は、美容に多大な影響を与え、QOLを著しく低下させます。
心をむしばみ、場合によっては『自殺』を考えるほどの深刻な病気です。
しかし、そんなニキビの治療薬は年々進歩しています。
2019年現在、ニキビに使用できる処方薬をまとめておきます。
このサイトでは実臨床で活用できる薬の知識をご紹介しています。
毎日更新していますので、日々の学びにご活用ください。
Contents
ニキビ(尋常性ざ瘡)の処方薬総まとめ!
各層剥離(面皰の形成抑制+抗炎症)
ニキビ治療のメインとなるのが、角質剥離作用を持つ外用薬です。
ニキビの“もと”となる面皰の形成を抑制し、ニキビの根本的な治療となります。
デュアック
過酸化ベンゾイル+クリンダマイシン
炎症性皮疹にも効果を示します。
エピデュオ
アダパレン+過酸化ベンゾイル
ガイドラインにグレードBで『炎症性皮疹(中等症から重症)に,アダパレン 0.1%ゲ
ルと過酸化ベンゾイル 2.5%ゲルの併用を推奨する.』と記載されている。
べピオ
過酸化ベンゾイル
角質剥離のみならず、フリーラジカルによる抗菌作用を併せ持ちます。
ディフェリン
アダパレン
角質剥離作用をもつ。
外用抗菌薬
外用抗菌薬はニキビ治療のサポート役です。
炎症性ニキビに処方されます。
アクアチム
ナジフロキサシン
ダラシン
クリンダマイシン
ゼビアックス
オゼノキサシン
保湿剤
ニキビ治療に保湿は欠かせません。
ニキビができにくい丈夫な皮膚を作るためにも、しっかりとした保湿を徹底しましょう。
ヒルドイド
保湿剤といえばこれ!
ワセリン・プロペト
保湿力は抜群ですが、かなりべたべたになるので、日常では使いにくいです。
寝る前やお風呂上りに使用すると良いでしょう。
がん化学療法に伴うニキビには?
抗がん剤の中には、ニキビ様の皮膚炎を発症する薬剤が存在します。
がん化学療法に伴う皮膚障害の対応方法はこちらです。