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抗がん剤の血管痛の原因と対応方法まとめ!静脈炎の評価方法は?

がん専門・認定薬剤師のための がん必須ポイント 第4版
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抗がん剤による血管痛(静脈炎)の原因は?

抗がん剤(化学療法)によって血管痛や静脈炎が発生する原因としては、薬そのものの性質による場合と、個々の患者側の要因が考えられます。

PH浸透圧など、薬そのものによる刺激が加わることで血管痛が発生します。

また、長期間に渡る抗がん剤治療によって、血管そのものに障害(ダメージ)がある場合などは、静脈炎が発生しやすくなります。

その他には、穿刺部位の問題なども考えられます。

ひとつひとつ原因を調査することが大切です。

薬剤の刺激

  • PHによる刺激
  • 浸透圧による刺激

血管痛を起こしやすい抗がん剤

  • エピルビシン
  • ダウノルビシン
  • ビノレルビン
  • ベンダムスチン
  • ダカルバジン
  • オキサリプラチン
  • ゲムシタビン
  • など

抗がん剤による静脈炎・血管痛の対応方法は?

ホットパック:患部を温める

温かいタオルなどで静脈に沿って温める事で、痛みが緩和できることがあります。

温める事で血管が拡張し、血流を改善することが可能なため、血管痛を緩和できると考えられます。

点滴時間を遅くする

点滴の流量を遅くすることで、血管痛が緩和できることがあります。

ゲムシタビンの投与時間変更には注意が必要です!

60分以上の点滴で骨髄抑制が増加する可能性があります。

希釈する!側管から生食やブドウ糖液を投与

抗がん剤を希釈したり、側管から生食などを投与することで、血管痛を緩和できる可能性があります。

側管から水溶液を投与する際には相互作用に注意です!

静脈炎の評価方法:CTCAE(注射部位反応)

血管痛はCTCAEの注射部位反応で評価しましょう。

Grade1

関連症状(熱感・掻痒)を伴う/伴わない圧痛

Grade2

疼痛・脂肪変性・浮腫・静脈炎

Grade3

潰瘍または壊死

高度の組織障害

外科的処置を要する

Grade4

生命を脅かす

Grade5

死亡

参考≫CTCAE

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