「高齢者に面白いと思ってもらえる脳トレにはどんなものがあるの?」と悩んでいませんか?
せっかく脳トレをしてもらうなら、面白いと感じてもらいたいですよね?
そこで本記事では、高齢者におすすめの面白い脳トレ9選を紹介します。
複数人で遊べるものから個人で楽しめるものまで紹介していますので、ぜひレクリエーションを考える際の参考にしてください。
複数人でも遊べる!高齢者の面白い脳トレ6選
複数人でも遊べる高齢者の面白い脳トレを紹介します。
今回紹介するのは以下の6つです。
- あるなしクイズ
- シルエットクイズ
- ご当地当てクイズ
- 回文作成
- 四文字熟語穴埋めクイズ
- 漢字のパズルクイズ
それぞれの特徴やレクリエーション方法、脳トレの効果について詳しく紹介していきます。
あるなしクイズ
あるなしクイズは「ある」と「なし」の項目に分けられて挙げられた特徴をもとに、共通点を見つけて答えるクイズです。
とはいえ、あるなしクイズのパターンは非常に豊富で、上記の説明には当てはまらない問題もあります。
例えば「できる」「できない」に分けられ共通点を探してもらうお題などがあります。
あるなしクイズは、ひらめき力や思考力を鍛えられるので、高齢者の脳トレにもおすすめです。
レクリエーション方法
複数人で遊んでもらう場合は、ホワイトボードに問題を書き、解いてもらう方法があります。
複数人であるなしクイズをする場合は、チーム戦にしても面白いでしょう。
シルエットクイズ
シルエットクイズは、布やプロジェクターに映し出されたシルエットが何で映し出されているかを当てたり、黒く塗りつぶされたイラストが何かを当てたりするクイズです。
シルエットクイズは、想像力やシルエットになっているものの特徴をとらえる力、観察力を鍛えられます。
りんごと梨などの似た形のものをひっかけ問題として混ぜると、より盛り上がるでしょう。
レクリエーション方法
複数人で遊ぶ場合は、布やプロジェクターを用意して、みんながシルエットを見られるようにします。チーム戦にしたり、わかった人から挙手で答えてもらったりすると面白いでしょう。
ご当地当てクイズ
各都道府県の特徴や名産品などを当てるクイズです。
イラストや言葉で特徴や名産品を書いてどこなのかを当ててもらったり、逆に都道府県を伝えてどのようなご当地があるかを答えてもらったりします。
都道府県を伝えてご当地を当ててもらう際は、磁石ダーツで当たった所をクイズにするのも面白く盛り上がるでしょう。
ご当地クイズの脳トレ効果は、思い出す力や聴覚への刺激、思考力の向上が期待できます。
レクリエーション方法
複数人でご当地当てクイズを行う際は、ホワイトボードを活用して行いましょう。
磁石ダーツを使った遊び方もあわせて紹介しておきます。
簡単なのでぜひやってみてくださいね。
【磁石ダーツを使った遊び方】
- 用意するもの:ホワイトボード、日本地図、磁石ダーツ、割り箸、厚紙、マジックペン
まず、ホワイトボードに日本地図を貼り付け、利用者さんに磁石ダーツを渡して投げてもらいます。
磁石ダーツが引っ付いた都道府県にちなんだクイズを出題し、答えてもらいましょう。
答え方としては、割り箸と厚紙で作った解答用プレートを使うか、利用者さんの口から解答してもらう方法があります。
解答用プレートを使用する場合は、厚紙に数字を1〜3まで書き、利用者さんが「これだ!」と思う札を挙げてもらいます。
回文作成
回文作成は、バラバラに置かれているひらがなから回文を作るという脳トレです。
回文とは「新聞紙」「トマト」「ダンスが済んだ」など、前から読んでも後ろから読んでも同じ言葉になるものです。
一から回文を作成してもらうのは非常に高い脳トレになりますが、難易度もその分非常に高いです。
そのため、まずはバラバラのひらがなから回文を見つけだして答えてもらうレクリエーションからはじめてみるとよいでしょう。
脳トレ効果としては、思考力やひらめき力が鍛えられます。
レクリエーション方法
複数人の場合は、ホワイトボードを用いてレクリエーションを行い、ポイント制にしてわかった方から答えてもらうと楽しんでもらえるでしょう。
四文字熟語穴埋めクイズ
四文字熟語穴埋めクイズは、名前の通り四文字熟語の一部を空白にし、その空白に入る言葉を答えてもらう脳トレです。
漢字が苦手な方もいるので、お題は「空白に入る数字を答えてください」など、テーマを決めて出すと答えやすくなるでしょう。
脳トレ効果としては、思考力や思い出す力を鍛えられます。
レクリエーション方法
複数人で行う場合はホワイトボードに問題を書き、チーム戦や早押しクイズ形式で答えてもらうと楽しめるでしょう。
漢字のパズルクイズ
漢字のパズルクイズは、クロスワードの言葉を漢字にして問題の形式を少し変化させたような脳トレです。
漢字のパズルゲームで多いのが、4方向に漢字一文字を置いていき、真ん中にどのような漢字が入るのかを当ててもらう形式です。
真ん中の漢字は、外側の漢字と二字熟語になる関係性にある文字が入るようにします。
脳トレの効果としては、ひらめき力が鍛えられます。
レクリエーション方法
複数人で漢字のパズルクイズを行う際は、ホワイトボードで出題し、早押しクイズ形式や全員で小さなホワイトボードに書いてもらって一斉に答えてもらう形式をとると、盛り上がること間違いないでしょう。
個人で遊べる!高齢者におすすめの面白い脳トレ3選
次は、個人で遊べる高齢者におすすめの面白い脳トレを3つ紹介します。
- クロスワード
- 立体パズル・ジグソーパズル
- ぬりえ
では、一つずつ特徴や内容、レクリエーション方法、脳トレ効果について解説していきます。
クロスワード
クロスワードは、脳トレレクリエーションとして高い人気があります。
問題がプリントされている紙を渡してもくもくと取り組めるため、大勢でのレクリエーションが苦手な方におすすめです。
クロスワードは縦と横のヒントをもとにひらがなや熟語、英語などを入れていきます。
お題のバリエーションが非常に豊富なため、ネタ切れの心配は少ないでしょう。
脳トレ効果としては、思考力、ひらめき力を鍛えられます。
立体パズル・ジグソーパズル
パズルには、ルービックキューブやプラスチックなどでできたピースで立体的なものを作る立体パズル、ピースを当てはめて絵を完成させるジグソーパズルがあります。
ルービックキューブは、ひねる動きや上下に動かす動作が必要ですので、手の動きによる刺激を脳に与えられます。
また、論理的思考を重ねて動かしていく必要があるため、思考力や思考の組み立て力を鍛えることも可能です。
ピースを当てはめ絵を完成させるような立体パズルやジグソーパズルは、試行錯誤を繰り返し行う作業になるため、脳にほどよい刺激を与え続けることができ、認知症予防に効果的です。
他にも、数字で指定された色を塗っていき絵を完成させる「絵ぬりパズル」などがあります。
ぬりえ
ぬりえは、輪郭だけが描かれたイラストに絵を塗るシンプルな遊びですが、昔から子どもから高齢者まで親しまれている遊びです。
一見、ただの遊びに見えますが、実は左脳と右脳それぞれをバランスよく使うため認知症予防の脳トレに効果的です。
ぬりえは、指先を細かく動かし、イラストの外枠からはみ出さないように塗る力が必要です。
そのため、集中力や注意力を鍛えられるほか、色をどの場所にどのように塗るかイメージする想像力が鍛えられます。
さらに脳トレ効果だけでなく、ぬりえにはリラックス効果があるため、ストレス解消や自律神経を整える効果も期待できます。
面白い脳トレで脳も心も元気になってもらおう!
今回は、高齢者におすすめの面白い脳トレを紹介しました。
今回紹介した脳トレは以下の9つです。
- あるなしクイズ
- シルエットクイズ
- ご当地当てクイズ
- 回文作成
- 四文字熟語穴埋めクイズ
- 漢字のパズルクイズ
- クロスワード
- 立体パズル・ジグソーパズル
- ぬりえ
それぞれ元々は面白い遊びとして、さまざまな催し物で行われる遊びです。
しかし、頭を使ったり手先を使って脳を刺激したりする効果があるため、高齢者の脳トレにピッタリといえます。
ぜひ、本記事を参考にレクリエーションを考えてみてください。