病院の薬は全然効かない！
そんなこと言われてもなぁ・・・
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Contents
花粉症に病院の薬は効かない！？
花粉の季節はクリニックが賑わいます。
オノン・シングレア・アレロック・ザイザル・ルパフィン・・・
ナゾネックス・アラミスト・パタノール・アレジオン・・・
調剤薬局へは、次から次へと『抗アレルギー剤』の処方箋が持ち込まれます。
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ロイコトリエン拮抗薬＋抗ヒスタミン薬が鉄板？
花粉症に対して用いられる医療用医薬品には、様々な種類がありますが、主に使用されるのは抗ロイコトリエン薬（ロイコトリエン拮抗薬）と、抗ヒスタミン薬です。
花粉症には、この2種類の内服薬を組み合わせて（単剤のケースもある）治療していきます。
点鼻薬や点眼薬を併用するなど、患者さんの症状によって薬剤を追加することはありますが、一般的に『病院でもらう花粉症の飲み薬』といえば、ロイコトリエン拮抗薬か抗ヒスタミン薬のはずです。
花粉症には市販薬のほうがよく効く？
商品の詳細はこちら
「病院の薬は全然効かなくてこまる！アネトン売ってない？」
先日投薬した患者さんからこんなことを言われました。
アネトンってなに！？
アネトンの存在すら知らなかった僕は・・・
「ちょっ・・・っと確認しますぅ〜」
なんていいながら確認したところ、『アネトン』という薬は、第2類医薬品として販売されているということがわかりました。
花粉症によく効く？アネトンとは？
【効能効果】
急性鼻炎、アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による次の諸症状の緩和：くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、なみだ目、のどの痛み、頭が重い
PMDA
アネトンアルメディ鼻炎錠 という名称で販売されています。
アレルギー性鼻炎に伴う諸症状に効果があるとのこと。
アネトンの成分
＊）PMDAより
| 成分 | 分量 |
|---|---|
| プソイドエフェドリン塩酸塩 | 180mg |
| クロルフェニラミンマレイン酸塩 | 12mg |
| サイシンエキス | 30mg |
| カンゾウ末 | 300mg |
| シンイエキス | 21mg |
| ショウキョウ末 | 100mg |
| 無水カフェイン | 90mg |
9錠中の配合量
エフェドリンやクロルフェニラミンが含有されています。
d-クロルフェニラミンは、抗がん剤のインフュージョンリアクション予防にも用いられる抗アレルギー剤で、第一世代の抗ヒスタミン薬です。
第一世代だけあって、抗ヒスタミン効果が強力な分、かなりの眠気が出ます。
アネトンに含有されているものは、dl体ですが、1日量で12mgが入っていますので、決して少ない量ではありません。
たしかにアネトンはよく効くかもしれない
ザイザルやビラノアなど、ここ最近の抗ヒスタミン薬は、眠気が起きにくいように改良されています。
効果もあって副作用も少なくて、1日1回で良い（ビラノア）。
こんなセールス方法が可能な薬剤なのですが・・・
現場では『あまり効かない薬』だと言われることが多い印象です。
今回の患者さんも、ビラノアやザイザルなどの、『病院でもらう薬』が効かなかったため、自分でアネトンを試したところ、非常によく効いたということです。
たしかに・・・クロルフェニラミンが12mgも入っていれば、ビラノアに勝ち目はないような気がします。
アネトンに勝てるのはレスタミンくらいかな？
この患者さんは『あまり眠気はない』ということでしたが・・・
うーん・・・
アネトンは、自動車を運転する人にはおすすめできませんね・・・
自分に合う薬を探すために
いろいろ試してみるしかありませんね
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【この記事の執筆者／編集者】
Hitouch「T」
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