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【切除不能進行・再発胃癌に対する化学療法】治療適応や最適なレジメンは?

胃癌治療ガイドライン 医師用 2018年1月改訂 第5版
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切除不能進行・再発胃癌の化学療法の適応は?

2020年現在では、切除不能進行・再発胃癌の化学療法による完全治癒は困難です。

生存期間の中央値は6-14か月とされており、化学療法の目的は『延命』と『症状の緩和』です。

化学療法の効果はBSC(対処療法)との比較研究で証明されており、積極的に行うべき治療ではありますが、目的は『延命』や『症状の緩和』であることを忘れてはいけません。

副作用に苦しみながら無理やり化学療法を続けるというのはおすすめできません。

場合によりますが…

ガイドラインにおける化学療法の適応基準は?

  1. 病理組織診断が確認されている
  2. PS 0-2
  3. 腫瘍臓器機能が保たれている
  4. 重篤な併存疾患がない
  5. 本人からICがとれている

PS3以上の場合には化学療法は一般的に推奨されていません。

推奨されるレジメンは?

切除不能進行再発胃癌のレジメンの決定には『HER2測定』が不可欠です。

一次化学療法:HER2陰性の場合

  • S1+CDDP (A)
  • Cape+CDDP (A)
  • S1+OHP (B)
  • Cape+OHP (B)
  • FOLFOX (B)

一次化学療法:HER2陽性の場合

  • Cape+CDDP+Tmab (A)
  • S1+CDDP+Tmab (B)

二次化学療法

  • Weekly PTX+RAM (A)

三次化学療法

  • Nivolumab (A)
  • CPT11 (B)

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条件付きで推奨されるレジメン等もありますので、詳細は参考書籍(≫胃癌治療ガイドライン 医師用 2018年1月改訂 第5版)をご確認ください。

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ABOUT ME
瀬古高行
医療と経済の架け橋である「医療経済学」を研究。テクノロジーとアイデアでヘルスケア関連の問題を解決すべく情報発信を行う。医療・介護サービスのDX化推進に向けたコンサルテーション事業に従事。株式会社femto代表取締役。
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