介護職

ケアマネ試験を受けるには?気になる前の職場の実務経験証明書の取得方法について徹底解説!

ケアマネ試験をこれから受けようとする人は多いですが、転職を重ねた方は実務経験証明書の取得方法に悩む人が多いです。

特に前の職場が廃業されていたり、人間関係のトラブルでやめてしまった場合はどのようにして頼めばいいかわかりません。

ケアマネ試験を受験するには特定の国家資格を取得し、5年以上かつ900日以上の従事していることを証明する書類の提出が必要です。

そのため、転職回数が多い方は証明書を集めるのに苦労をしてしまいます。

この記事ではケアマネ試験を受験する前の注意点について詳しく解説をしていきます。

ぜひ参考にしてみてください。

実務経験証明書と実務経験見込み証明書とは?

ケアマネ試験を受験するには、実務経験証明書か実務経験見込み証明書が必要になります。

以下では2つの違いについて詳しく解説をしていきます。

実務経験証明書について

試験を受験するには、従事期間を証明する実務経験証明書が必要です。

ケアマネ試験を受けるには、特定の国家資格を取得してから5年以上必要な業務に従事する必要がありますが、実務経験証明書はその期間を証明するものになります。

5年の期間内に転職をした場合は、以前に勤務していた職場にも実務経験証明書の作成を依頼しなければなりません。

実務経験見込み証明書について

ケアマネ試験の実務経験の期間は試験前日までが含まれていますが、申し込みの段階で従事期間が満たされていない場合でも受験できる方法があります。

以下がその順序です。

  1. 受験申し込み日に実務経験見込証明書を職場に作成してもらい提出する
  2. 受験資格の日数を満たす
  3. 実務経験証明書職場で作成してケアマネ試験担当窓口に提出する

上記の方法であれば、日数が足りなくても受験可能です。

この方法を知らない方は、来年度まで試験を待たなくてはなりません。

転職回数が多くなると実務日数計算が難しくなる

以上が実務経験証明書と実務経験見込み証明書の説明になります。

実務経験証明書は転職せずに5年間働き続けたら、計算がしやすく手間がかかりません。

ケアマネを目指されている方でキャリアを積みたいと考える人は、出来るだけ転職回数を減らした方が試験を受ける時期は早くなります。

転職をして前の職場に実務経験証明書を作成してもらうには?

転職した場合、以前の職場に実務経験証明書を作ってもらう必要があります。

しかし、作成には日数を要する可能性があるため、早めに手配しましょう。

前の職場に実務経験証明書の依頼をする場合は、トラブル等が起こる可能性もあります。

下記では対処法について詳しく解説をしていきますので、参考にしてみてください。

勤め先の施設が廃業している場合

退職をした施設が廃業してしまい実務経験証明書の依頼方法が分からない場合は、事業所の代表者か法人元の会社に問い合わせてみましょう。

もし、連絡先が掴めず対応してもらうことが難しい場合は、試験申し込み時に受験者自身で書類を作成します。

書類内容は以下のとおりです。

  1. 業務に従事していたことが確認できる書類
  2. 従業の期間が確認できる書類
  3. 従事していた時の職名がわかる書類
  4. 従事していた事業種類がわかる書類
  5. 廃業した施設の実務経験わかる書類

以上5点が必要な書類です。

前の職場の代表者に会えない場合は自身で必要な書類を作成、提出しないといけないため大変です。

ケアマネ試験は1年に1回しかありません。

「廃業してしまったから今の職場で実績を作ろう」とはせず、挑戦することをオススメします。

前の職場の対応が遅くて悩む場合

実務経験証明書は事務処理に時間がかかるため後回しにされ、待つ時間が多くかかることもしばしばあります。
よって、ストレスを感じる方も少なくありません。

可能であれば就業していた際の年金手帳の写しや給与明細のコピーなどを添えて渡したり、業務が落ち着いている月の中旬くらいに依頼してみたりすると、早くに対応してもらえるでしょう。

また、依頼時に何月何日までに作成してもらいたい旨を伝えるのもオススメです。

前の職場から実務経験証明書が送られてこず受験できなくなった人も実際にいるので、余裕を持って依頼しましょう。

実務経験証明書の従事日数計算について

ケアマネ試験を受験する場合は、概要する国家資格の登録日が始まりになります。

実務経験は5年以上必要ですが、ここでは必要な実務経験の期間と日数について紹介していきます。

複数の資格を持っている場合

ケアマネを目指したいと思われている方の中には、複数の国家資格を持って働かれている人もいます。

複数の業務に就いていた場合は、それぞれ業務期間を合算することも認められています。

例えば介護士を3年、看護師として2年働いた場合は合算し必要な5年間の実務経験として認められます。

前の職場ではアルバイトとして働いていた場合 

ケアマネ試験の受験資格には就業規定がないため、パートやアルバイトといった非正規の社員として働いている方も受験可能です。

アルバイトとして短い時間で働いたとして1日分としてカウントされます。

「前の職場ではアルバイトだったから実務経験には含まれない」と思われている方もいますが、国家資格を取得して業務に従事すれば日数はカウントされています。

日数の件で不安がある場合は、上司に相談して確認しましょう。

仕事を休業している間は日数に含まれない 

怪我や病気などで就業できない期間は、実務日数に含まれないので注意が必要です。

法律の定めにより休業が認められている「就業産前産産後休暇」を申請している場合は従事期間として含まれます。

ただし、育児や介護休暇などは免除の対象には含まれていません。

ケアマネ試験を早く受けたいからといって、無理をして働くことは利用者さんにとっても危険な行為になりかねません。

自分の体を気遣いながら日数を重ねることを心がけましょう。

ケアマネ試験で前の職場に連絡をして実務経験証明書を依頼するとトラブルに発展する場合もある

ケアマネ試験を受けるには実務経験証明書が必要となり、転職を重ねた場合は退職した施設に書類を作成してもらわなければなりません。

転職回数が多くなればなるほど施設に依頼をする数が増えて苦労したり、トラブルに巻き込まれてしまったりすることがあります。

実際に施設が廃業してしまっていたり、依頼していた書類がいつまでも手元に帰ってこなかったりすることは珍しくありません。

ケアマネ試験は1年に1回しかなく合格は狭き門でも知られているため、トラブルに巻き込まれて受験できないのは、もったいないです。

受験を諦めることがないように早めに実務経験証明書の準備を始めても損はありません。

まずは、自分で試験の受験資格がいつまでに満たされるかを理解し、転職をしている場合はあらかじめ数ヶ月前から前の職場に連絡をして事情を説明しておくこともいいでしょう。

しっかりと準備物を揃えて、ケアマネ試験の問題対策に時間をたっぷり当てて合格の確率を少しでも上げるようにすることが大切です。

ABOUT ME
瀬古高行
医療と経済の架け橋である「医療経済学」を研究。テクノロジーとアイデアでヘルスケア関連の問題を解決すべく情報発信を行う。医療・介護サービスのDX化推進に向けたコンサルテーション事業に従事。株式会社femto代表取締役。
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