低用量アスピリンとNSAIDsの併用ってどうしてますか?
併用によって消化管障害が増加しそうだというのは、薬剤師であれば誰でもわかります。
しかし、併用を注意すべき理由はそれだけではありません。
アスピリンの抗血小板作用が減弱する可能性があるのです。
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アスピリンの抗血小板作用が減弱する可能性
低用量アスピリンとNSAIDsを併用することによって、アスピリンの抗血小板作用が減弱する可能性があります。
低用量アスピリンによって、心血管イベントの2次予防を行っているのであれば、アスピリンの効果減弱というのは、生命に直結する問題です。
この相互作用は、併用するNSAIDsにもよります。
イブプロフェンと低用量アスピリンは投与順に注意
本剤の血小板凝集抑制作用を減弱するとの報告がある。
バイアスピリン添付文書より
イブプロフェンと低用量アスピリンの併用によって、アスピリンの抗血小板作用が減弱する可能性があります。
この作用は、イブプロフェンが先に投与された場合、イブプロフェンとCOX-1が結合するため、アスピリンとCOX-1との結合が阻害されると考えられています。
FDA(米国食品医薬品局)は、2剤を併用する場合は、先にアスピリンを投与するか、イブプロフェンを30分以上後もしくは、8時間以上前に内服することを推奨しています。
こんなややこしい事をするまえに、NSAIDsを変更しよう。
『もしも』、『万が一』、抗血小板作用が減弱しているとすると・・・
ゾッとするよね。
いまどきイブプロフェンを使う医師は少ないのかもしれませんが。
Sincerely,
Hitouch
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【この記事の執筆者/編集者】
Hitouch「T」
HitouchLIFEという雑記ブログの管理人
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