医薬品解説

低用量アスピリンとNSAIDsの併用に注意すべき理由は?

 

低用量アスピリンとNSAIDsの併用ってどうしてますか?

 

併用によって消化管障害が増加しそうだというのは、薬剤師であれば誰でもわかります。

 

しかし、併用を注意すべき理由はそれだけではありません。

 

アスピリンの抗血小板作用が減弱する可能性があるのです。

 

 

 

家に眠っている専門書ありませんか?

ココなら高く買い取ってくれますよ!
医学書・医学専門書、看護・薬学などの教科書・専門書の買取サイト「メディカルマイスター」


 

アスピリンの抗血小板作用が減弱する可能性

 

低用量アスピリンとNSAIDsを併用することによって、アスピリンの抗血小板作用が減弱する可能性があります。

 

低用量アスピリンによって、心血管イベントの2次予防を行っているのであれば、アスピリンの効果減弱というのは、生命に直結する問題です。

 

この相互作用は、併用するNSAIDsにもよります。

イブプロフェンと低用量アスピリンは投与順に注意

本剤の血小板凝集抑制作用を減弱するとの報告がある。

バイアスピリン添付文書より

イブプロフェンと低用量アスピリンの併用によって、アスピリンの抗血小板作用が減弱する可能性があります。

 

この作用は、イブプロフェンが先に投与された場合、イブプロフェンとCOX-1が結合するため、アスピリンとCOX-1との結合が阻害されると考えられています。

 

FDA(米国食品医薬品局)は、2剤を併用する場合は、先にアスピリンを投与するか、イブプロフェンを30分以上後もしくは、8時間以上前に内服することを推奨しています。

 

はいたっち

こんなややこしい事をするまえに、NSAIDsを変更しよう。

『もしも』、『万が一』、抗血小板作用が減弱しているとすると・・・

ゾッとするよね。

いまどきイブプロフェンを使う医師は少ないのかもしれませんが。

 

 

Sincerely,

Hitouch

 

 

薬剤師なら週休2日定時帰りで年収1000万が可能?

気になるその理由はこちら

 

 

年収1000万オーバー!Kさんにインタビューしました!!

【年収1000万オーバー!!】現役派遣薬剤師に聞いた!派遣薬剤師という働き方のメリット・デメリット!! 派遣薬剤師って聞いたことがありますか? 派遣薬剤師は薬剤師の中でもかなり希少な存在です。 正社員でもなくパートでもな...

 

 

人気シリーズ

 

調剤薬局に転職するならこちらがおすすめ

全国の情報や派遣求人の見通しなど貴重な情報が手に入ります。

薬剤師の求人・転職なら「ファルマスタッフ」

 

情報量がものすごい!こちらも必ず登録すべきです。

薬剤師転職の王道!エムスリーキャリア


派遣以外の求人数がすごい!派遣以外の市場調査もしましょう。

薬剤師の転職ならジョブデポ薬剤師【最大40万円のお祝い金】

 

薬剤師さんに人気の記事

 

【この記事の執筆者/編集者】
Hitouch「T」
HitouchLIFEという雑記ブログの管理人
医療・投資・自己啓発系のライティングを得意とする医療ライター
オススメHitouchLIFE

ABOUT ME
瀬古高行
医療と経済の架け橋である「医療経済学」を研究。テクノロジーとアイデアでヘルスケア関連の問題を解決すべく情報発信を行う。医療・介護サービスのDX化推進に向けたコンサルテーション事業に従事。株式会社femto代表取締役。
\\ あなたのキャリアを応援します//

業務のやりがいがない・・・

思っていた仕事と違う・・・

人間関係が辛い・・・

職場では様々な悩みが出てくるはずです。

頑張って解決できる悩みばかりではありませんよね。

スペシャリストのあなたには選択肢があります。

あなたに合った環境を探して下さい。

あなたに最適な職場を探す≫