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そうだったの?フィブラストスプレーの使用方法を徹底解説!

こんにちは!

フリーランス薬剤師のはいたっちです!!
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褥瘡や熱傷、皮膚潰瘍まで幅広く使用されているフィブラストスプレー(トラフェルミン)

皮膚科だけではなく様々な診療科で用いられることがあるので、調剤したことがあるという薬剤師さんは多いのではないでしょうか。

しかし!

実際の使い方は…よくわからない…

作用機序も知らないし、そもそも箱の中がどうなっているのかも分からない

だからといって今更フィブラストスプレーの質問なんてできない

そんな悩みを持つ薬剤師のために、今回はフィブラストスプレーの基本的な使用方法から、詳しい作用機序までを幅広く紹介します。

実際にフィブラストスプレーを使用する、看護師さん介護スタッフさんにもオススメです!

フィブラストスプレー(トラフェルミン)の基本

まずはフィブラストスプレーの基本的な情報をおさらいしていきます。

添付文書のDI情報は基本中の基本ですので、しっかりと確認しておきましょう。

フィブラストスプレーの効能効果

褥瘡

皮膚潰瘍(熱傷潰瘍、下腿潰瘍)

フィブラストスプレーの用法用量

添付溶解液1mL当たりトラフェルミンとして100μgを用時溶解し、潰瘍面を清拭後、本剤専用の噴霧器を用い、1日1回、潰瘍の最大径が6cm以内の場合は、潰瘍面から約5cm離して5噴霧(トラフェルミンとして30μg)する。

潰瘍の最大径が6cmを超える場合は、薬剤が同一潰瘍面に5噴霧されるよう、潰瘍面から約5cm離して同様の操作を繰り返す。

フィブラストスプレーの薬価

  • フィブラストスプレー250:7314.1
  • フィブラストスプレー500:9107.9

フィブラストスプレー250と500違いは?

フィブラストスプレー250トラフェルミン250μg / 2.5mL
フィブラストスプレー500トラフェルミン500μg / 5mL

フィブラストスプレーには250と500という規格が存在します。

トラフェルミンの含有濃度には違いがありませんので、単純に500のほうが多く使える(使用回数が多い)という違いしかありません。

1mlあたりや1噴霧あたりの薬価を考えると、500の方がお得です。

フィブラストスプレーを他の外用剤と併用する場合

本剤を先に噴霧し、30秒程度静置した後他の外用剤を使用

科研製薬HPより

フィブラストスプレーを他の外用剤(軟膏剤など)と併用する場合は、基本的にフィブラストスプレーを最初に使用します。

フィブラストスプレーは1本で何噴霧(何回)使用可能?

フィブラストスプレーは『1回5噴霧で30μg』です。

つまり、500μgで約83噴霧です。

1日あたり5噴霧使用することを考えると、約16日(2週間)程度使用できることになります。

潰瘍のサイズが大きく、噴霧箇所が多い場合は、500μgでもすぐになくなってしまいます。

フォブラストスプレーの使用方法

画像)科研製薬HPより

薬剤の調製(噴霧前の準備)

  1. ガラス瓶のアルミキャップを外す
  2. 溶解液をガラス瓶(薬剤入り)の中に注ぎ、薬剤を溶解する
  3. スプレーノズルを取り出し、ガラス瓶にセット

フィブラストスプレーの噴霧方法(使い方)

最初にお使いになる時は、立てた状態で液が出るまで(5回程度)しっかり空押ししてから、ご使用ください。(2回目以降の使用時には、この操作は必要ありません。)

科研製薬HP

初回投与時には“空打ち”を5噴霧行いましょう。

  1. 患部を洗浄し、水分を拭き取る
  2. 1日1回、患部から5cm離して5噴霧する
  3. 患部が6cm以上の場合は、最初の噴霧面に重ならないように繰り返し行う
  4. スプレーした後は、30秒程度待ってから患部を皮膜材(ガーゼ・ドレッシング材)で覆う

使いかけフィブラストスプレーの使用期限は?

使い終わったフィブラストスプレー(使いかけ)は、透明キャップをして、保存袋に入れて、凍結を避け10℃以下の冷暗所に保存します。

薬剤の安定性より、2週間以内の使用が推奨されています。

フィブラストスプレーの作用機序

フィブラストスプレーの主成分であるヒト塩基性線維芽細胞増殖因子(basic fibroblast growth factor:bFGF)は、生体内物質の一つです。

このbFGFは創傷治癒を促進します。

表皮形成促進作用

bFGFは表皮細胞の増殖を促進する作用を有しており、表皮形成を促進することで、潰瘍面積を縮小します。

線維芽細胞増殖作用

bFGFは線維芽細胞の増殖を促進する作用を有しており、良性の肉芽形成を促進します。

血管新生促進作用

血管内皮細胞の遊走や増殖に関与し、血管新生を促進することで、創傷治癒を促進することが分かっています。

 

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