「高齢者が笑えるクイズをレクでやりたい」と考えていませんか?
為になるようなクイズもいいですが、笑ってもらったり面白いと感じてもらったりするクイズ、ものまねもしたいですよね?
そこで本記事では、高齢者におすすめの笑えるクイズを4つ紹介します。
クイズの種類だけでなく、あわせて問題も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
高齢者におすすめの笑えるクイズその①:昭和思い出しクイズ
昭和思い出しクイズはその名の通り、昭和時代をテーマにしたお題を出し、利用者さんに答えてもらうクイズです。
2023年現在の高齢者は、昭和生まれの方が多いので、昭和をテーマにしたクイズは笑いながら楽しんでもらえることでしょう。
また、昭和思い出しクイズは、楽しいだけでなく「回想法」という心理療法にもなり、認知症の予防にも役立つとされています。
当時のことを思い出し会話することで、さらに脳に刺激を与えられるので、会話も楽しんでもらいながらクイズを楽しんでもらいましょう。
レクリエーションの方法としては、以下の方法が例として挙げられます。
- 個人戦のポイント制
- チーム戦のポイント制
- 競うことはせず気軽に楽しんでもらう
問題1.小豆などを入れた小袋を上に投げる遊びはなんでしょう?
答えは「お手玉」です。
ちなみに、地方によってはお手玉のことを「じゅずだま」「おじゃみ」「オニンク(またはオニンコ)」「いしなご」とも呼ばれています。
問題2. 1964年に行われたスポーツ大会はなんでしょう?
答えは「東京オリンピック」です。
ちなみに、1940年にも東京オリンピックが開催される予定でしたが、昭和12年に起きた「虚溝橋事件」に端を発した日中戦争が原因で中止になりました。
問題3.イギリスのロックバンド「ビートルズ」が初来日したときの公演場所はどこでしょう?
答えは「日本武道館」です。
ちなみに、初来日したのは1966年の6月30日〜7月2日です。
なんと3日間で15日以降のライブが行われました。
熱狂的なファンが多く、失神した観客もちらほら見られました。
問題4. 3種の神器といわれた家電は、洗濯機と白黒テレビ、あと1つはなんでしょう?
答えは「冷蔵庫」です。
電気で動く洗濯機や冷蔵庫、テレビの誕生により、日本の生活は一気に進んでいきました。
また、昭和64年には3Cと呼ばれる家電も誕生し、自動車、カラーテレビ、クーラーが生活に加わりました。
今では、どれも生活に欠かせないものになっていますね。
高齢者におすすめの笑えるクイズその②:雑学クイズ
雑学クイズとは、豆知識をクイズ形式に出題し、利用者さんに答えてもらうゲームです。
雑学クイズには、アニメや食べ物、動物などさまざまなものがありますので、ネタ切れしにくく長く楽しめるでしょう。
また、雑学クイズは思考力や思い出すことによる記憶力の向上や維持にも役立ちます。
驚きから生まれる笑いや、クスッと笑うようなクイズがありますので、レクで行うと盛り上がるでしょう。
レクリエーション方法としては、以下があります。
- 早押しで答えてもらう
- ⚪︎か×で答えてもらう
- 個人のポイント制
- チーム戦のポイント制
問題1.柔軟剤の代わりとして使えるのは、リンスかトイレの芳香剤どちらでしょう?
答えは「リンス」です。
柔軟剤には「陽イオン性界面活性炭」が含まれているため、洗濯物がフワフワと柔らかくなります。
実はリンスにも同じく「陽イオン性界面活性剤」が配合されているため、代わりとして使えます。
問題2.市松模様には意味が込められています。さてその意味とはなんでしょう?
答えは「繁栄」です。
市松模様柄が途切れることなく続いていることから「繁栄」の意味が込められるようになりました。
最近では、鬼滅の刃というアニメの主人公が市松模様の着物を着ていることから、注目を浴びています。
問題3.チョコレートとガムを一緒に食べると、ガムは溶けるでしょうか?硬くなるでしょうか?
答えは「溶ける」です。
実は、ガムは油に溶けやすいという性質があります。
そのため、チョコレートとガムを同時に食べると、チョコレートに含まれる油脂でガムは溶けてしまいます。
問題4.元プロ野球選手であるイチローは二人兄弟なのですが、長男と次男どちらでしょうか?
答えは「次男」です。
漢字にすると一郎と書くので、どう考えても長男!といいたいところですが、実は次男です。
祖父の銀一という名前からとって、一郎と名付けられたそうです。
ちなみに、兄も「一」がついており「一泰」と名付けられています。
高齢者におすすめの笑えるクイズその③:オノマトペクイズ
オノマトペは、擬音語のことを指します。
つまりオノマトペクイズは、利用者さんに擬音語を答えてもらうクイズのことです。
擬音語が入るお題を出し、擬音語の部分は空白にしておきます。
そして利用者さんに、どのような擬音語が入るのかを考えてもらいます。
また、動物の鳴き声を擬音語で答えてもらうのもおすすめです。
とくに、答えを伝えたあと豆知識として外国で表される擬音語を紹介すると、笑いが起こることが多いです。
オノマトペクイズは、どの擬音語が合っているのかを考えて答える必要があるため、思考力の向上や維持に効果的です。
レクリエーションの方法としては、以下が挙げられます。
- 自由に答えてもらう
- ポイント制にする
- 早押しで答えてもらう
- チーム戦でポイントを競う
- 個人でポイントを競う
問題1.ネズミの鳴き声はどんな感じでしょう?
答えは「チューチュー」です。
ちなみに、英語圏では「スクイーク」という言葉で鳴き声を表します。
問題2.羊の鳴き声はどんな感じでしょう?
答えは「メーメー」です。
ちなみに、英語圏では「バァー」という言葉で鳴き声を表します。
問題3.雨が〇〇〇〇降ってきた
答えは「ポツポツ」「ピリピリ」「ザーザー」「しとしと」などがあります。
ちなみに、ピリピリは兵庫県の方言です。
問題4.体が〇〇〇〇震えている
答えは「ガタガタ」「ブルブル」「ぷるぷる」などがあります。
高齢者におすすめの笑えるクイズその④:都道府県クイズ
都道府県クイズはさまざまな形式があります。
例えば、都道府県にまつわるヒントを出していき、ヒントをもとに、都道府県を利用者さんにあててもらうといったクイズがあります。
ほかにも、都道府県名の呼び名や、漢字、文字の共通点をお題にしたクイズもあります。
具体的にいうと「色の名前がつく県名を答えよう」などです。
都道府県クイズは、思い出すことが必要であったり、ヒントをもとに都道府県をあてるために考えたりと、非常に頭を使うので、認知症予防にも効果的です。
問題1.都道府県名に色が入っているところを1カ所答えてください。
答えは「青森県」です。
ちなみに、青森という名前は、現在の青森市本町附近に青い森があったことが由来になったとされています。
問題2.都道府県名に季節が入っているところを1カ所答えてください。
答えは「秋田県」です。
ちなみに、秋田は「高くなっている場所」という意味があります。
方言である「あぎ」は「上げ」から転じた言葉で、高くなっている土地という意味があり、「た」は場所を意味する「と」が変化したものです。
問題3.都道府県名の読みが2文字のところを6カ所答えてください。
答えは「岐阜県」「佐賀県」「三重県」「千葉県」「奈良県」「滋賀県」があります。
問題4.都道府県名に木が含まれているところを5カ所答えてください。
答えは「青森県」「新潟県」「千葉県」「島根県」「山梨県」があります。
高齢者におすすめの笑えるクイズで盛り上がろう!
「高齢者が笑えるクイズをレクでやりたい」と考えている方に向けて、おすすめのクイズを4種類紹介しました。
紹介したクイズを以下にまとめます。
- 昭和思い出しクイズ
- 雑学クイズ
- オノマトペクイズ
- 都道府県クイズ
笑いには、面白さによる笑い、共感による笑い、楽しく感じることによる笑いなど種類があります。
今回紹介したクイズの種類や問題は、さまざまな笑いを引き出せるので、ぜひレクリエーションでやってみてください。