こんにちはHitouchの「T」です。
@hitouch_life
フェロミア(鉄)と酸化マグネシウムの併用ってどうしてますか?
両剤とも汎用されている薬剤であり、多くの方が併用されているのではないかと推測します。
しかし!!
厳密には、併用によって鉄剤の吸収が低下してしまいます。
吸収が低下したところで、臨床的にどれほどの影響があるのかは分かりませんので、これを疑義照会するかどうかは微妙なところだと思います。
事前に処方元と意見交換しておくと良いかもしれません。
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【鉄剤と酸化マグネシウムの相互作用】投与間隔はどうすべきか?
鉄剤内服後は酸化マグネシウムの服用まで最低2時間あけ、また、酸化マグネシウム内服後は最低3~6時間あけて鉄剤を服用すれば、両剤の消化管内での相互作用は避けることができる。
福岡県薬剤師会HP
酸化マグネシウムは、消化管からほとんど吸収されません。
そのため、長時間にわたって消化管内に残存することになります。
消化管に滞留した酸化マグネシウムの影響で、消化管内のPHがアルカリ性に傾くことで(PHの上昇)、鉄剤の吸収が阻害されます。
そのため、内服タイミングをずらすことで、鉄剤の吸収を低下させずに、両剤を内服することが可能となります。
とはいえ・・・
この相互作用が、臨床症状(臨床効果)に与える影響は明らかではありません。
実臨床では多くの人が併用されていると考えられますが、鉄剤の治療効果(鉄欠乏性貧血)に差がでたとの報告はないそうです。
大切なのは臨床効果への影響です。
相互作用のある処方全てが、疑義照会の対象かというと・・・
きっとそうではないはずです。
Sincerely,
Hitouch
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【この記事の執筆者/編集者】
Hitouch「T」
HitouchLIFEという雑記ブログの管理人
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