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【薬剤師の未来】服薬指導という『スパイス』こそが生き残る道か?

薬局で使える実践薬学

薬剤師の未来について考えることがあります。

薬剤師として働き続けることに疑問を感じたり、薬剤師に未来がないような気がして、時折不安になることがあります。

おそらくこれは薬剤師に限ったことではないのでしょう。

ウォール街のトレーダーでも、ニューデリーのトップエンジニアでも、世界を魅了する韓国アイドルでも、みんな未来に対する不安を感じているのだと思います。

それは薬剤師も同じ。

不確実な未来に対して不安を感じることは当たり前です。

とはいえ、薬剤師はあまりに自信がなさすぎるように感じます。

僕自身が薬剤師として働いていた頃は、常に自分の仕事を卑下し、所詮は医師の下請けだといじけていました。

斜に構えて全力を出さず、仕事に情熱を燃やさないことでしか自尊心を保てませんでした。

だってそうでしょ?

薬剤師が仕事に全力をだしたらダサくないですか?

医師や看護師なら分かりますよ。

彼ら(彼女ら)は医療を行うスペシャリストだ。

でも薬剤師って…なんですか?

ただ薬をもってくだけ。

医師には頭が上がらない。

看護師に冷たくされて陰口をたたく。

薬のスペシャリストでありながら、ムコスタ1錠処方できない。

薬剤師って…なに?

ってことで、『仕事を頑張るのはダサい』ってひねくれちゃうんですよ。

でもでも、薬剤師の中にも序列があって、『あいつには負けたくない』なんて考えながらよく分からない認定資格を取得している。

自分を頑張ってもダサいだけと言いながら、何に使えるかも分からない『頑張りましたで賞』を取るために必死になる。

少なくとも僕は、薬剤師という仕事が恥ずかしいと感じていました。

しかし、一歩外に出てみると分かります。

薬剤師ってとてもいい仕事だと。

僕は正社員を辞めたことで、薬剤師を俯瞰できるようになったのかもしれません。

薬剤師には『服薬指導』と呼ばれる最高の武器がある。

薬剤師は『言葉で人を操ることが出来る仕事』です。

医師のレシピ通りに調剤した後、どのような『スパイス』で味付けするかは薬剤師の腕次第。服薬指導というスパイスを加えることで、患者の生存期間にすら影響を与えることが出来る。

それが薬剤師の仕事です。

薬剤師の未来が明るいとは思いません。

しかし、今をときめくYouTuberの未来も明るいとは思えません。

そういうことなんですよ。

薬剤師だからって…そんなに自分の仕事を卑下することは無いと思います。

医師に頭が上がらない?

一見自由そうなYouTuberも、自分よりチャンネル登録者数が多い人には頭が上がらないそうですよ。

ABOUT ME
瀬古高行
医療と経済の架け橋である「医療経済学」を研究。テクノロジーとアイデアでヘルスケア関連の問題を解決すべく情報発信を行う。医療・介護サービスのDX化推進に向けたコンサルテーション事業に従事。株式会社femto代表取締役。
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